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「おー、涼太ぁ。」
「淳さん足の具合はどう?」
「もうすっかりよ。」
「それはよかった。」
「A、表片付けてついでに一服してくるから頼むわ。」
「は、」
お父さんが店から出て2人きりの空間になる。
やっと慣れてきて、目を見て話せるようになって。
なのにまた、手元ばかりを見るようになった。
でもそれは彼を意識している証拠だ。
「Aさん。」
「はっ、はい!」
「好きなカクテルはありますか?」
「私あまりアルコールに強くなくて…。飲むとしたら、ファジーネーブルですかね。」
「それください。」
「…かしこまりました。」
グラスに液体を注ぐ音が店内に響く。
小さなBGMはもはや私の耳に届かない。
「Aさんって僕を推してくれてるんですよね?」
「はい…。」
「自分でこんなこと聞くのも恥ずかしいんですけど、どうして僕なんですか?」
「えっ、と…、」
どんなことにも挑戦する姿勢。
視界の広さと周りへの配慮。
見えないところまで手を抜かないプロ意識。
ファンサービスは常に忘れない。
「それから笑い声、ですかね。」
「え?笑い声?」
「爆笑してる声が好きなんです。宮舘さんの笑顔に私はたくさん救われてきました。」
「そうなんですか?それは…向井に感謝しなければいけませんね。」
「向井さんが来てからたくさん笑うようになったとおっしゃってましたね。」
「よくご存知で。」
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時