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俺の気持ち、Aに伝わったかな?
隣でクスクス笑うAの姿に愛おしさを感じた。あーーーー、、
 
 
 
 
 
 

佐久間「すき」


「へ?」


佐久間「っあ!いや!その、違くて!……いや、違くねーか。」
 
 
 
 
 
 

まっすぐこっちを向くAにドキドキ心臓の音が早くなった気がした。

 
 
 
 
 
 

佐久間「俺、ほんとAのこと好きで。大事な………………友達だと思ってる」


「ふふ、うん、私もだよっ」
 
 
 
 
 
 

失敗した。なんか言い出せなかった。俺はAのこと、恋愛の"好き"なんだって、言い出せなかった。

いつか胸を張ってAのことが好きだ、って言えるかな。

 
 
 
 
 
 

佐久間「つーか、まじでサキのことはなんでもいーの」


「え?」


佐久間「俺いまサキに別れようって伝えてるし」


「え?!そ、うなんだっ知らなかった…」


佐久間「好きな人、出来ちゃったんだ。同棲までしといて、、って幻滅する?」


「えっ、あ、いや、確かにびっくりはしたけど、、私は大介くんの気持ちを大切にしてほしいかなって思うかな、、」


佐久間「………へへ、あんがと」


「それに大介くんなら彼女さんとしっかりお互い納得できるまで話し合って決めてそうだし、、適当にお別れして、みたいなそんなことしないだろうし。」


佐久間「う、うん……」
 
 
 
 
 
 

言えない、、心の中で、はぁ?なんで?って思ってるなんて言えない、、けどまぁ確かにサキが認めてくれるまで頑張ろう、とはしてる。

 
 
 
 
 


「大介くんのそういうところ、わたしもいいなって思うし、これからもそういう芯の通ったかっこいいところ、大切にして、彼女さんとのこと考えてってほしいなって。」


佐久間「A……」
 
 
 
 
 
 

Aがそんなこと思ってたなんて。ちょっと嬉しいかも。
 
 
 

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作者名:ねこ | 作成日時:2024年3月28日 14時

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